イベント情報
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2018年(平成29年度)
2018年度SPARC Japanセミナー年間予定表

第4回 SPARC Japan セミナー2018
「人文社会系分野におけるオープンサイエンス ~その課題解決に向けて~」

日時

2019年1月29日(火)13:30-17:00

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場所

国立情報学研究所  19階 1901-1903会議室

イベントは終了しました。
多数のご参加,アンケートご協力ありがとうございました。
当日の発表資料は近日中に公開します。
動画は編集後に再公開いたします。ご了承ください。

更新記録

・Webアンケートの受付を終了しました。(2019/01/31)
講師紹介講演要旨を追加し,フライヤーとプログラムを更新しました。(2019/01/18)
・お申込み多数により会場の定員に達しましたため,参加申込受付を終了しました。(2019/01/17)
参加申込受付を開始しました。(2019/01/15)
プログラムを更新し,一部の講師紹介講演要旨を公開しました。(2019/01/15)
・ウェブページを公開しました。(2019/01/08)

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アウトライン

【概要】

  SPARC Japanでは2013年に「人社系オープンアクセスの現在」を,2015年に「学術情報のあり方‐人社系の研究評価を中心に‐」をテーマとするセミナーを開催し,人文系・社会科学系分野(以下,人社系)と他分野の状況の違いや課題を確認してきた。数年が経った今,人社系のオープン化は進展しているものの,解決すべき課題も多い状況だと言える。

  国内でも人社系のジャーナル,データ等のオープン化につながる動きが進んできた。日本学術振興会では2018年から「人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進事業」が実施され,特に社会科学における取り組みが期待されている。情報・システム研究機構は「データサイエンス共同利用基盤施設」を設置,人社系においては「社会データ構造化センター」および「人文学オープンデータ共同利用センター」がデータ駆動型研究を促進するための支援を開始している。これまでも言語学や社会調査などで人社系データの整備が精力的に進められてきたが,一層の基盤整備が期待される状況である。

  一方で,2013年のSPARC Japanセミナーで指摘された人社系の「学問固有,研究者固有のニーズに応じた」オープン化は未だ明確ではない。人社系ではジャーナルと同等,またはそれ以上にモノグラフが重要である。研究成果は機関リポジトリへの搭載も進んでいるが,通常の商業出版で公開されることも多く,必ずしもオープンな動きと相性は良くない。また研究成果の多くが,大手総合学術雑誌ではカバーされず,紀要や個別の学会誌で発信される。J-Stageや機関リポジトリでの公開が増えているものの,学会等の役割やオープン化の担い方を問い直される状況にもある。

  人社系におけるオープンサイエンスの定着に向けては,あらためて分野の置かれている状況を具体的に確認し,課題を共有する必要がある。本セミナーでは,データインフラの構築,モノグラフのオープン化,紀要のデジタル化という具体的な実践事例を取り上げ,解説を交えながら最新の情報を共有しつつ議論を行う。

【参加対象者】
図書館員,研究者,URA,学術出版職にある方々

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プログラム

※ 動画中継あり

司会: 鈴木 親彦 (国立情報学研究所 / データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター)

時間

内容

講師

13:30-13:35

開会挨拶/概要説明

鈴木 親彦
(国立情報学研究所 / データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター)

13:35-14:15

人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進事業の取組について

[講演要旨]

前田 幸男
(日本学術振興会 人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進センター / 東京大学大学院情報学環)

14:15-14:20

休憩

14:20-15:00

日本の学術書をオープンアクセスにするために

[講演要旨]

天野 絵里子
(京都大学 学術研究支援室)

15:00-15:40

地域研究分野における学術雑誌のデジタル化とオープン化の現在

[講演要旨]

設楽 成実
(京都大学 東南アジア地域研究研究所)

15:40-16:00

休憩

16:00-16:55

パネルディスカッション

【モデレーター】
鈴木 親彦
(国立情報学研究所 / データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター) 

【パネリスト】
前田 幸男
(日本学術振興会 人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進センター / 東京大学大学院情報学環)

天野 絵里子
(京都大学 学術研究支援室)

設楽 成実
(京都大学 東南アジア地域研究研究所)

中原 由美子
(筑波大学 学術情報部)

16:55-17:00

閉会挨拶

江川 和子
(国立情報学研究所 学術基盤推進部 次長 / SPARC Japan運営委員会 委員)

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参加費
無料
参加申込

会場定員に達しましたため,受付は終了いたしました。多数のお申込み誠にありがとうございました。
今回ご参加いただけなかった方は,恐縮ですが終了後に当サイトで公開する資料等をご参照ください。


※申込後,数日経っても返信が届かない場合や,キャンセルをご希望の場合は下記へお問い合わせください。
※ご連絡いただいた個人情報は,国立情報学研究所主催イベント等のご案内と開催変更等の緊急連絡に使用いたしますのでご了承ください。

申込期限: 2019年1月25日(金)

定員: 60名

  •   動画中継を行う予定です。詳細は当日までに,Webサイトにてお知らせします。
     なお会場の通信環境によっては,中継中断の可能性もございますのでご了承ください。
  •   動画中継をご利用の場合はお申し込みの必要はございません。
  •   会場の都合により,申込期限より前に受付を締め切る場合がございますのでご了承ください。
  •   締め切り後に参加ご希望の方は,恐縮ですが当日の動画中継をご利用いただくともに,終了後に当サイトで公開する資料等をご参照ください。

お問い合わせ先: 国立情報学研究所 学術基盤推進部学術コンテンツ課支援チーム SPARC担当
E-mail co_sparc_all@nii.ac.jp FAX 03-4212-2375

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講師紹介

◇前田 幸男  (日本学術振興会 人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進センター / 東京大学大学院情報学環)

日本学術振興会研究員/東京大学大学院情報学環教授。東京大学法学部卒業(1993),同法学政治学研究科修士課程修了(1995)。米国ミシガン大学政治学部博士課程修了(Ph.D. in Political Science, 2001)。東京都立大学法学部/首都大学東京を経て,2006年に東京大学社会科学研究所・大学院情報学環着任。2016年より同教授。主な研究テーマは世論調査と投票行動。大学院生の頃から社会調査データの保存と共有に関連した研究にも取り組んできた。

◇天野 絵里子  (京都大学 学術研究支援室)

京都大学学術研究支援室 リサーチ・アドミニストレーター(URA)
1998年より京都大学附属図書館,九州大学附属図書館等で図書館職員として参考調査,学修支援,リポジトリなどの業務を担当。2014年より現職。大阪大学人間科学部卒。同志社大学大学院ビジネス研究科,総合政策科学研究科博士後期課程修了。博士(技術経営)。

◇設楽 成実  (京都大学 東南アジア地域研究研究所)

京都大学東南アジア地域研究研究所助教。東南アジア地域研究研究所編集室にて部局の学術雑誌(『東南アジア研究』/ Southeast Asian Studies)のマネージングおよび編集,叢書シリーズ(日/英)のマネージングを担当。業務経験より大学や研究機関より刊行される学術誌のあり方に関心を持つ。京都大学人間環境学研究科修士課程修了。

        

◇鈴木 親彦  (国立情報学研究所 / データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター)

2018年度SPARC Japanセミナー企画ワーキングメンバー。
情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)および国立情報学研究所(兼務)特任研究員。美術史学・文化資源学・人文情報学を修め,東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学後,2017年より現職。研究対象は情報学の成果およびオープンデータの人文学への応用。現在は特にIIIF画像の活用に重点を置いている。
     https://researchmap.jp/chsuzuki/

◇中原 由美子  (筑波大学 学術情報部)

筑波大学学術情報部情報企画課リポジトリ担当係員。2016年より現職。JPCOAR作業部会員(SCPJ検討タスクフォース),2018年度SPARC Japanセミナー企画ワーキングメンバー。

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講演要旨

◆人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進事業の取組について

   (前田 幸男)

2018年4月より日本学術振興会は人文学・社会科学データの保存と共有を推進するための活動を行ってきた。本事業の目的は今まで蓄積されてきた社会調査・社会科学データを保存し,さらなる分析のために共有する基盤を整備することにある。また,データの利活用を促進するための環境整備もその活動の一環である。現段階までの具体的活動は,既存のデータ保存・共有活動の強化と,データの英語化・国際化の支援である。さらなる環境整備は今後の課題である。

また,それらのデータの有効な利用を促すためにも,データ利用者が効果的に研究目的に沿ったデータを発見できるようにする検索システムの構築が重要な課題である。海外の社会科学データ・アーカイブを参考にしながら準備を進めているデータカタログの計画についても紹介する。

◆日本の学術書をオープンアクセスにするために

   (天野 絵里子)

日本では日本の学術書をオープンアクセスにするために人文・社会科学の主要な研究成果である学術書(モノグラフ,単行書)のオープンアクセス(OA)について,ほとんど議論が進んでいない。海外のように,ゴールドOAや共同出資型など,OAを実現するビジネスモデルがほとんど見当たらず,電子書籍化さえ進んでいない。一方,科学技術基本法の改正の方針が打ち出され,第5期科学技術基本計画で強力に推進されてきたオープンサイエンス政策が次期にも継承されれば,人文・社会科学の研究成果のOAを後押しする流れは確実に強まる。日本で学術書のOAを進めるにはどのような取り組みが必要だろうか?本講演では,学術書の著者としての研究者,そして読者としての研究者や,出版社,印刷会社,図書館,海外の読者等,各ステークホルダーが解決策を考えるための材料を提供する。また,京都大学学術研究支援室における人文・社会科学分野の研究成果の発信に関わる支援についても紹介する。

◆地域研究分野における学術雑誌のデジタル化とオープン化の現在

   (設楽 成実)

国内の地域研究分野の学術雑誌のデジタル化とオープンアクセスの現状を報告する。デジタル化,オープンアクセスともに積極的な姿勢が確認できるが,そこには研究成果を社会へ,研究対象地域へ伝え還元したいという地域研究の使命感があると考える。自身が編集に関わる部局の学術誌がオープンアクセス出版を選択した際の議論も紹介しながら,オープンアクセスの意義や在り方,そうした出版を支えるための支援や関係部署との協働の在り方を考えてみたい。

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最終更新日:2019年1月31日